怨みを以て・・・ 2021 7月

   怨みを以て・・・

  NHK『逆転人生』(6/21)で、怨みを以て・・・は心に残った。

 競輪の実況放送をしていた元人気女子アナウンサーが、有望な選手からストーカーに遭い、警察に相談するが、そのとこが選手に知られ、選手が自殺した。

 選手が自殺した事を知った選手のファンから殺したのは、お前だ(アナウンサー)だと、ネットで誹謗中傷される。

 心ない言葉に追い詰められ、死のふちをさまよった女子アナウンサーは仏門に入り尼になる。修業中に師匠に諭された“ことば”を教本の「怨みを以て・・・」読んで悟る。

 修業を終え家に戻ると、警察から誹謗中傷した犯人が見つかったと連絡が入り、」犯人に対面する。

 元人気女子アナウンサーは経本の「怨みを以て怨みに報せば、怨み止まらず。徳を以て怨みに報せば、怨み即ち尽く」を思い浮かべ犯人に接する。

   徳を以て・・・

前記の元アナウンサーが犯人と対面して「どうしてあんなことをネットに書き込んだのか」と問いただすと「正義感からあなたを裁きたかった」からという。

国際大学山、山口真一准教授によると「なぜ中傷コメントを書き込み続けるのか」について、自分は正しいと思いこみ、正義感を持って攻撃を繰り返すと、脳からはドーパミンが出て快楽を覚え、正義感中毒に罹り、エスカレートするという。

日頃、生徒に対し、」良い生徒になって欲しいと思う余り「あそこを正せ、ここを正せ」と、“正義感”を持って注意・指導しているが、正義中毒に罹っていないだろうかと、反省しちる。

でも、何度注意しても直らない、つい、正義中毒に罹る。

今後は徳を以て接しよう。

 意欲の格差 

格差は経済格差・地域格差などいろんな分野に使われる。

石岡壱誠さん(ドラゴン桜編集担当・東大現役)の記事の中で『意欲の格差』が目にとまった。(下記に抜粋して)

 経済格差:東大合格者の多くは都会の有名中高一貫校に通っていた実例が非常に多い。年間数百万円をかけている。

 地域格差:都会と地方とでは、圧倒的に情報量の差があり、指導力の有る先生も不足している。 

でも、これらの問題は今、解決の糸口が見えつつある。今やスマホを使えばいろんな情報にアクセスできる。月額2千円払えば授業は受け放題の教育系のオンラインサービスもある。

 東大に行きやすい状況になっているにもかかわらず、実際に行く人の数(分布)は変化していない。

 なぜか?それは『意欲の格差』というものが存在しているから。

努力して、今ある環境を脱して偏差値の高い大学に行きたいという意識は、地方と都会と、または学校の偏差値で変わる。

 また、先輩に東大に合格した人がいない、又は少ない学校では意欲的な生徒は少ない。

そろばんでも同様な『意欲の格差・意識の格差』が生じないように常に全国を代表する珠算大会の参加を募集しています。

 時々の風景 その51

先日、父の日のプレゼントにTシャツが届いた。

 早速、Tシャツを着た姿をスマホで撮った。

 画面を見てビックリ。

写真は嘘をつかないという。

真実を写すと書くから。

それにしてもひどい画面にがっくり。(>_<)

毎朝鏡で見る見慣れた自分と全然違う。

 写真が好きな仲間と旅行すると、あっちこっちで記念にと写真を撮る。

 私は写真が嫌い。被写体にならないように避ける。

 なぜ?写真は時々嘘をつく?から

私はまだ若いのだ。

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