叱り方の差が知能の差 2020  11月

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叱り方の差が知能の差 

       著書:読みの「整理学」 著者:外山滋比古 より

もう三十年以上になるが、白人のこどもと黒人のこどもの知能差が問題になったことがある。小学校就学時に、両者の知能指数(IQ)を比べてみると、かなりはっきりした差異が認められた。黒人の子どもの指数の方が低い。(中略)

これに疑問をもった社会学者たちが、調査に乗り出した。そして、家庭におけることばの問題に行き当たったのである。

黒人の母親は、たとえば、ガラスを割った子どもに向かって、ただひとこと「何てことをしたんだ」といったようなことばを投げつけるか、お尻をなぐったりするだけである。(中略)

これに対して白人の母親はことばを通じて、それがいかに良くないことかをわからせようとする。(中略)

とにかく善悪の区別をことばによってつけようとする訓練は、抽象的思考への導入になるという点で効果がある。(中略)

黒人の母親を訓練して、子どもにことこまかにわけをことばで叱るようにした。

すると、そういう母親の子どもは、白人の子どもとほとんど同じくらい高い知能指数を示したと報告されたという。

つまり、人種によるとされた知能指数の差は、日常生活の中でつかわれる言語の違いであることがはっきりしたのである。教室での叱り方に注意しよう

  改まる?

 高学年の生徒、日ごろからひょうきんでまわりを和ませてくれる。学校でも同じようで人気者らしい。

 ある時(いつも?)、ふざけの度が過ぎてまわりの生徒が集中できない。そこで、厳しく諭し叱った。親にもラインで叱ったことを伝えた。まわりを和ませることはいいことだが場所をわきまえて、と。

その後、生徒の態度は改まった? 叱り方は正しかったか?

       よきライバル

 オリンピックの出場内定選手のおおくが、よきライバルに恵まれ出場内定を手にした、と言っていた。そろばんも同じようによきライバルを見つけるとよい。

新潟日報(10/27)17面・地域版の“自由帳”の欄に栖吉小2年・杉山康仁くんの“将来の夢”が載っていた。

【ぼくのしょうらいのゆめは数学者です。なぜかというと、そろばんをならっていて計算がすきだからです。今がんばっていることは4けた×4けたと8けた÷8けたの計算です。だけど、ちょっとできないところもあるので、そこもがんばりたいです。お父さんやお母さんは、問だいを作ってくれます。数学者になるには、まだまだがんばらなくてはならないですが、目ざしていきたいです】

 杉山くんはよきライバルに恵まれ、お互い競い合っているようです。

十一月検定は暗算の段位に挑戦です。

時々の風景 その43

 若いころよく耳にした言葉「どっこいしょ」は年寄りが発する言葉だった。 ところが、自分がその年になると、やたらと「どっこいしょ」がでる。不思議なほど。

 先日、車の運転席に乗る時「どっこいしょ」が出た。

その直後、孫の香弥が車の後ろ座席に乗る。どす~んと。それに合わせてつい、私は思わず「どっこいしょ」と言ってしまった。(笑う) 

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