【嫌われたくない親】  2014 4月

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ほめて育てる・嫌われたくない親

 『ほめて育てる』思想が全盛時代だ。この思想を広める本は書店でいくらでも見つかる。

『尾木ママ流 叱らない子育て』『叱らないで部下を育てる技術』などなど。

 だが、そんな風潮に、まっこうからケンカをふっかけるような本に出くわした。『ほめると子どもはダメになる』著者の榎本博昭さんは臨床心理士学者だ。

榎本さんは「ほめられるだけで備わった自信はきずつきやすく、虚勢につながりやすく、嫉妬に形をかえやすい」と語る。「ほめるだけでは、逆境を乗り越えられるような子には鍛えられない。愛情深くみえて、むごい仕打ちをしている」

榎本さんは絶対にほめるななどと唱えていない。

ほめ続けていたら、やがて賛辞の値打ちも目減りしてしまうだろう。                      朝日新聞デジタル 6/18

 最近は、そろばん教室でもほめて育てるが浸透しているせいか?親から叱られたことはない、という生徒が多い。

教室で姿勢や態度が悪い生徒には厳しく注意する。度が過ぎると注意を促す程度に軽く頭を叩く。すると、すぐに「暴力だ」という。本意での言葉ではないと思うが。

  でないことば・のせられることば

 夫婦の間でなかなか出ないことばがある。

毎日忙しい中、妻が作る料理に「美味しかった」の言葉が出ない。ただ黙々と無口で箸をはこぶ。

妻たちは「美味しかった」の一つくらい言えなのかね、と口々にしているのを耳にする。

逆に、たまに食事のあと片付けをすると「助かる、うれしい」と妻はいう。この言葉に乗せられ後片付けの回数が増える。妻は内心でニヤリとしているのを感じる。 もう一つ出ない言葉は「愛している」だ

三ちゃんの作品です。

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