ぱちぱち練習会

十月のぱちぱち練習会を覗いた。

一年生のTちゃん、二年生のHくんが高学年・中学生に混じってちょこんと座っていた。

最初の席順は、普段のアバカスサーキットの点数から、上級の”黒“”赤“・・・初心者の”桃色“の席から始まる。

 練習毎の点数で席が上位になったり、下位になったりで忙しい。

自分の点数を確認しながら、先生の指示に従って移動しなければならないので、ボ~としていられない。

上位の席に上がるとニコニコ顔、下位に落ちると悔しい顔、見ていると面白い。

 Tちゃんは、問題が配られるとうつむいていた。

出来なくてうつむいているのかと見ていたら、何と、始めの合図で勢いよく指が動いていた。集中のポーズだったのだ。

掛け算・割り算は九九表を見ないでやっていた。時々、九九を思い出している仕草がなんとも可愛い。

練習は単調ではない

休憩時間を入れて、2時間半の長丁場だから嫌にならないように、工夫を凝らしているようだ。 

よ~い始めの合図から止めまで時間を長くしたり、短くしたり、生徒の出来具合をみて、加減している。

良い点数を取らせて、ニコニコ顔で喜ばせようと、時間を長くしたり、その逆もありで、楽しく上達しているようだ。

Hくんは前回に続いての参加で、上達を実感したようだ。

二年生の内に暗算一級を取りたいと、お母さんに話しかけていた。

 Tちゃんは、高学年に混じっての長時間に耐えたことで、そろばん以外の忍耐力・競争心・対応力・自分で考える力など、いろんなことが身に付いたのではないだろうか。

次回は、他の生徒さんの話を聞いてみたいと思う。

エピソード その7 喜ぶ力

 何事も上達するには、競争心・悔しがる力などが必要と思う。

上達が遅い生徒は、競争心・悔しがる力などの弱さを感じる。

 周りが競争心などを強くしてやろうと、ガミガミ言ったところで、強くなることは無い。

逆に反抗するだけだろう。

 以前、生徒Aくんは、検定に合格しても嬉しいのか、嬉しさを感じ感じないのか、

合格賞状をカバンの中に何日間も入れたままにしていた。

 A君は、嬉しく、喜んでいる素振りを見せることもなく、検定に挑戦するでもなく辞めた。

A君を見ていると“喜ぶ力”の弱さを感じた。

家族は検定結果に関心がないのだろうか。

親は、子どもが立派に成長することを願っている、と思うのだが。

 

今季、新潟アルビレックスがJ2で優勝し、長年の念願だったJ1への昇格を果たした。

熱烈なアルビファンの“喜ぶ力”の声援が選手に伝わり、優勝・昇格につながったのではないだろうか。

 家族は、常に子どもの最高のファンなのだ。

時々の風景 その64

前月、新潟日報の「窓」に投稿したら採用され新聞に載った。

 一度は投稿したいと思っていたが、いいタイミングで題材に出会った。

 夕暮れ時、車で孫の香弥を本校に送迎するときの出来事。

 家を出てすぐの所で、無灯火の自転車が私の車の前を横切り、あわや車にぶつかるところだった。

 投稿文は、このことを基に書いた。

 秋の交通安全運動の直前だったので、運よく採用されたようだ。

新聞見たよ、との電話の声に気を良くして、又、投稿しよう。

 

        

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