夢を実現するためには
大谷翔平選手の目標達成シートが「夢を実現するためには」とのタイトルで小学生の道徳の教科書に取り上げられた。
大谷選手の人気は、数々のタイトル数だけではなく、常に全力で走る姿、試合中のゴミ拾いなど、グラウンドでの立ち振る舞いが、人々の心を惹きつけたのだと思う。
大谷選手の育ちを知りたいと思っていたとき、NHKスペシャルで大谷選手をやっていた。その番組から大谷選手の育ちの一端が見えた。
育ての原点は、監督だった父親が息子の成長につなげようと小学生時代から始めた交換ノートから始まる。
交換日記は、試合のたびに大谷選手は反省をノートに書き込んだ。父親はそのつど、具体的なアドバイスを返した。
父親が何度も繰り返し伝えた言葉がある。
1.一生懸命元気に声を出す 2.一生懸命キャッチボールをする 3.一生懸命走る
この三つを本当にしっかりやれば必ず良いことがある、と何度も伝えた。
父親は、プレーの内容よりも、野球に対する姿勢を大切に、を教えた。
大谷選手が少しでも手を抜くと厳しく正し、おれの言ったことを思い出して、寝る前に頭で考えろ、と。
一生懸命、野球に取り組めば父親は褒めた。 グラウンドで活躍する大谷選手を見て、父親は基本的に走ったり、投げたり、打ったりの全体なところは、子どもの頃から全く変わっていない、と語っていた。
子は親の背中を見て育つ
大谷選手の目標達成ノートを見ると、中央の目標(夢)を達成するために必要な要素8項目の内6項目は、野球が上手くなるためのものが書かれている。
残りの2項目は、【人間性】と【運】だった。
この2項目を達成するために具体的に、あいさつ、ゴミ拾い、審判さんへの感謝、仲間を思いやる心、などなどが書かれている。
前の6項目は、グラウンドで監督の指導などで訓練を重ねて身につける。
後の2項目は日常生活で誰から教わることなく身につける。
日常生活では主に家庭内で親の行動を身近でみて人間が形成され、考えや人柄も親そっくり引き継ぐ。
大谷選手の家庭内を覗くと、両親は仲が良く、みんなで楽しく食事をしている。明るく、たのしい家庭のようだ。
何事も親から子へ、子から孫へ引き継がれる。
ジジババが見本になるとは・・・。気が引き締まる。
時々の風景 その55
我が家の庭の甘柿(富有柿)がカラスの被害に遭った。窓越しに、「しーっ、こら~」と叫んでも、知らぬ顔。おいしそうに柿をつつく。
動物は鳴き声やしぐさ、匂いなどを介して多くの情報をやり取りしていることがわかってきた。(日報抄11/11)
あるとき、畑で野菜を作っている主婦から「カラス避けは、糸を張り巡らすと効果がある」と聞いた。
早速、防鳥ネットを2,3か所に張った。
カラスの鳴き声が聞こえなくなり、カラスが仲間に情報が拡散したのか?効果があると思った。
ところが、今度はムクドリにやられた。
カラスはムクドリに情報を伝えられなかったらしい。
私は、外人さんとは会話が出来ない。 カラスもムクドリと会話が出来ない…??
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